黒染め=鉄媒染をしてナラを染める時、昔の職場で草木染めをしていた事を思い出す。
その当時は『あせん』の粉を煮出して液を作り、木地に塗りを繰り返した後、重クロム酸の液で反応させる。すると樹種を問わず茶色と赤と黒を混ぜた何とも言いがたい発色をするのである。
だから反応が終わるまでは本当の色味が見えないのでいつもドキドキする。写真の現像の瞬間に近い行為である。。。
写真を撮る時に自分が求めている像がある。その空気感にどのように近づくのか、腕や知識の前にある純粋な気持ちが出てくれると良いと思う。
パイン材にてローボードを製作。無垢と突き板使用ですが、いつもと勝手が違い柔らかい材料なので気を使いながら。。。
鉋で削ると松独特の鼻をくすぐる様な芳香に小さなハチもよってきました。