楢の籐椅子製作(意匠設計/手嶋保設計事務所)
この椅子が形になるまでに何度か図面にディテール変更が加えられながら、打ち合わせや電話でのやり取りを続けていましたが、籐編みも仕上がってきてついに出来上がりました。
図面から立体にする為には治具製作と加工方法を考える事が欠かせないですが、
色々な事を想像しながらの椅子製作はその過程が一番面白いと思う。
ホゾや仕口の寸法を原寸で描きながら強度的にも加工的にも良いと思う寸法を出していく、
あとは精度良くじっくり作業を進めていくだけです。
接着の時に山場を迎えますが、これを乗り越えると少し肩の荷がおります。
やはり楢と籐の相性は非常にいいですね、美しく仕上がると気持ちが上がります。