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今回は謎解きの様な3×6の合板から1200φの丸テーブルを製作するお仕事。(それも木目を通しで)

アピトンの積層合板36ミリ厚×1200φにスチール丸鋼32φで4本脚のラウンドテーブル。

4分割の扇型を切りだして間にウオールナット無垢を挟みこみながら接合。

木口を美しく仕上げる為にチップソーの120刃にて円弧を加工してからオイルとワックスで仕上げた。

鉄脚の製作をアイゼンスタジオの小田さんに無理を言って短納期で仕上げてもらいました。(スミマセン感謝)

本日無事、三鷹の撮影に間に合わせる事ができました。

材料が届いてから一週間、なんとか駆け抜けました。

テーブル意匠設計/手嶋保建築事務所

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『Bentwood』ベントウッドとは曲木の意。

材木をスチームや湯に漬けたりしながら、柔らかくして帯鉄を巻き型に嵌める、

そうする事で繊維を途切れさせずに円弧を整形できる古典的な方法の一つ。

トーネットの椅子などで見られる加工技術であるが、設備的なことを考えると非常にハードルが高く、不良率も多く出てしまう。

しかし薄く割いた板を接着してできる積層曲げとは違い、木目が繋がることで自然な形態の表現ができることではなんとも変えがたい方法なのである。

今回も厚さ35ミリ×100ミリのナラの板を700Rで帯鉄なしで曲げていく、この厚みの板が曲がることは普通の人では中々想像できないだろうが結構スンナリと曲がっていく。

先人達の英知の上に成り立っているこの方法、やった事がある人にとっては中々奥が深いものである。

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作り付けのデスク(w2600×d450×h700)。

人が両手を広げた様な要素の少ない構成、建築途中で設置してからボードを張ってもらいます。

シンプルにするほどディテールが大事になってきますので、形態から生まれるであろう陰影と材料の選択には非常に気を使う様にしています。

家具一つで空間が豊かになり、果ては生活自体が豊かになる事を願いながら。

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