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June 5, 2016

 

 

 

『Bentwood』ベントウッドとは曲木の意。

材木をスチームや湯に漬けたりしながら、柔らかくして帯鉄を巻き型に嵌める、

そうする事で繊維を途切れさせずに円弧を整形できる古典的な方法の一つ。

 

トーネットの椅子などで見られる加工技術であるが、設備的なことを考えると非常にハードルが高く、不良率も多く出てしまう。

しかし薄く割いた板を接着してできる積層曲げとは違い、木目が繋がることで自然な形態の表現ができることではなんとも変えがたい方法なのである。

 

今回も厚さ35ミリ×100ミリのナラの板を700Rで帯鉄なしで曲げていく、この厚みの板が曲がることは普通の人では中々想像できないだろうが結構スンナリと曲がっていく。

 

先人達の英知の上に成り立っているこの方法、やった事がある人にとっては中々奥が深いものである。

 

May 15, 2016

 

 

作り付けのデスク(w2600×d450×h700)。

人が両手を広げた様な要素の少ない構成、建築途中で設置してからボードを張ってもらいます。

 

シンプルにするほどディテールが大事になってきますので、形態から生まれるであろう陰影と材料の選択には非常に気を使う様にしています。

 

家具一つで空間が豊かになり、果ては生活自体が豊かになる事を願いながら。

 

 

 

 

May 6, 2016

 

長椅子と共に製作していた籐編みの椅子。写真撮影 に間に合わせる為、急ぎながら製作するも計算すると籐張りに出すには残り数日しかなくて。

 

ダメ元で電話すると『ああ、やってあげるよ。1日あれば編めるから大丈夫だよ、持ってきて』というお返事。

 

なんか少し目頭が熱くなり、ゴールデンウィーク中の高速渋滞に巻き込まれながらも何か清々しさに包まれた感じがした。

 

職人の人達のこういうやりとりで日々仕事が出来ていることに改めて感謝しています。

無事、本日撮影に間に合いました。ありがとうございます。。。

 

 

 

 

May 5, 2016

 

 3度目の製作の長椅子。幅が広くテリをつける為のヌカっぽい材料を静岡まで調達しに行く。

東名自動車道を西に向かい山を越えトンネルを抜けながら山並みを見つめる。

買付なのに別のことを想像してしまう。

 

あの斜面は下るとどうだろうか?気持ちいいのか?キツそうか?

ご無沙汰のマウンテンバイクでのダウンヒルや林道ツーリング、雪原でのスノーボード、、、

今は時間的に全く行けないが、毎年お盆休みは標高2000mのキャンプ場にだけは欠かさず行っている。

キリ良く仕事をして出かけたいものである。が、空いた分仕事を入れてしまうので中々休みがままならない。

写真に撮ると斜面に見えてきてさらに思い出してウズウズしてくる。。。

 

 

 

 

April 26, 2016

注文でブラックチェリーのチャイルドチェアとテーブルを久しぶりに製作。

 

子供の成長は早いので少し焦りながら、でも丁寧に作らないと触った感触が心地良いようにならないのでゆっくりと、、、

 

出来立ては生まれてすぐの子供の肌に近いうっすら桜色ですが、時を経るにしたがいチェリーの特徴である褐色に変化する。

自分自身はあまり『経年変化するから』という謳い文句は好きではない、変化するのは至極当然な事で、これから先良くなるかどうかは手入れや愛情次第なのだから。

 

だから、子供とはいえ気に入ってもらえるかどうかは一番気になるところなのです。♫

April 24, 2016

 

内と外、内包する空間から外部を切り取る窓。春夏秋冬の景色や光をこれからもずっとそばに、、、、いつも感心させられます。

 

建築設計・家具設計/手嶋保建築事務所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

March 23, 2016

 

長期間携わってきた現場に最後の大物を取付設置したらついに終わりになります。

 

今回のキッチンバックカウンターの製作は大変頭を悩ませました、、、

2,850×1,750×445の寸法でリビング中央に置かれるため裏面も上面もある物を2Fに搬入し床に固定。さらに引戸右側にあるエアコンの配管と配線、コンセントが左右で5ヶ所、床暖スイッチ、給湯スイッチなどの配線の取り回しを考慮しながら分割や接合方法を考慮すると色々解決しないとならないところが多々あり。

 

全てを完璧に考えてからだとあまりにも難解すぎて先に進めないので、ある程度製作した所でそれを見ながら出てくる問題を解決して次を製作していきます。

 

3mの長尺ベニヤを切り間違えられないというプレッシャーと各部分の寸法の積み重ねが大きなズレを生んで寸法が合わなくなる事が無いように最後まで気の抜けない製作でした。

 

苦労も大変さも製作し終わってしまうとすっかり忘れてしまうけれども、この時色々なことを思考しながら完成までたどり着いた事は消えない感覚(五感)となり、積み重なって地層の様になっていく。

そういうことが職人ということなのだろうと思っています。

 

意匠・設計:手嶋保建築事務所

 

 

 

 

February 26, 2016

 

 

 

 框(かまち)のナラ柾目に鏡板の板目というのは、自分の中では何か安堵するような精神が落ち着くような感覚になる。

だからではないが出来上がりの凛とした感覚を想像しながら材料を選択して、どの側から木取っていくと良い木目が現れるのかを計算しながらの製作になる。

 

昔、空間に憧れ、家具に憧れその道を目指した。今はそれを仕事として日々製作し続けているが、根底にある思いは変わらないでいるのだろう。

 

変わらなくていいもの、変わっていかなくてはならないモノの間でこれから先も創っていくが、この感覚が共感できるものと信じて日々精進しようと思う。

 

December 17, 2015

先日施工したキッチン他に続き楢柾のテーブルを製作納品いたしました。デザイン設計は手嶋 保さんです。

W2700×D1200×H700の大テーブルで4F搬入の為に天板を二分割で製作し現場にて接合しています。

今回も楢柾材を使用していますが、近年におけるロシア楢材の供給制限により材料高騰と良材の不足に今後ナラ材でこのような長い材料を確保することが大変難しくなっていくと思われます。

その為、今後使用する材料にホワイトオークで対応していくことも視野に入れていかなければならず、木目の繊細なナラに対して大味なオークというような単純なことだけでなく、木材(干割れの多さ、柾目材は無い)としての性質が製作サイドからすると大変大きな問題だということとして捉えていかなければなりません。

October 18, 2015

 

 最近の家具丁番は、取付や調整が楽で安価なスライド丁番を使用する事が一般的になりつつあります。

それは家具製造に関わる効率やコスト、職人のレベルに関係なく取り付けられること、さらに金物メーカーの製造コストや需要にも関係しているからだと思われます。

 

大概はスライド丁番を使用するのですが、時に精密丁番(真鍮製)を用いることで素材感や収まりのディテール、扉を開く時の精緻さに、表面上ではない質の豊かさを感じる事が出来ます。

 

今の時代、段々この様な高価で取付の面倒な真鍮金物は無くなる傾向がありますが、自分が大切と思うモノや手先から伝わる質感は可能な限り表現していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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